借金返済で自転車操業が続いているなら、早めに債務整理を検討!

借金返済での自転車操業について

借金の返済のために、さらに借金をすることを繰り返すことを自転車操業といいます。

もしも、借金返済で自転車操業状態に陥っている場合、早めに債務整理を検討すべきでしょう。

こちらの記事では、「なぜ自転車操業が危険なのか?」、「なぜ自転車操業状態の場合、債務整理をするとよいのか?」など、自転車操業状態で悩む方がどのように対処をしていくと良いか解説していきます。

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この記事の監修者

弁護士法人 天音総合法律事務所 正木 絢生 (第一東京弁護士会所属)

自転車操業とは?

  • 別の借り入れ業者から借金をして、なんとか返済を間に合わせている
  • 次の返済日に返せるお金を用意できず、他のカードでキャッシングしてしまう

このように借金を借金で返済する状態のことを自転車操業と言います。

もともと自転車操業とは、走るのをやめてしまうと倒れる自転車のような状態という意味で、借金返済においては、借り入れと返済を繰り返し、無理を重ねながら返済を続けている状況が当てはまります。

自転車操業状態の場合、「他から借り入れをすれば、なんとか遅れず返済できているから大丈夫」、「借り入れをすれば問題なく返済できている」という思考回路に陥りがちですが、借金問題から抜け出せなくなっている非常に危険な状態であることを認識しておくべきでしょう。

自転車操業では借金問題を解決できない?

借金を借金で返済する自転車操業ですが、支払期日を守ることができても、決して借金問題自体の解決にはなりません。

自転車操業では借金問題を解決できない理由をご説明していきます。

返済を続けても借金は減らない

自転車操業をして、返済期日に返済していくことができたとしても、借金自体が減ることには繋がっていません。

なぜなら、自転車操業は借金する先をスライドさせているだけで借金総額を減らすことはできていないからです。

たとえば、「1社目の返済のために2社目から借金をして返済をする」、「2社目の返済のために3社目から借金をして返済をする」を繰り返していたら、1社目の借金が3社目に移動するだけで、借金の総額自体は減らないですよね。

そして、いずれ借り入れができなくなり、借金で借金を返済することができなくなります。

むしろ、借金が増えてしまう可能性がある

借金をどうにか返していても、自転車操業をしていると借金が膨らむ可能性があります。

借入先のすべてから利用料として利息が発生するからです。

1社目の返済のために2社目から借金をすると、2社目からは、借金の元金+1社目の利息を借り入れることになります。

次に2社目の借金を返済するために3社目から借金をすると、3社目からは、借金の元金+1社目の利息+2社目の利息を借金することになります。

このように、借入先が増えれば増えるほど、各借入先に対して利息がかかり、借金は増えていきます。

このようなことを毎月繰り返していると、毎月新たな利息が上乗せされていき、借金総額がどんどんと増えてしまう恐れがあります。

多重債務になり、整理できなくなる

別の金融機関から借り入れをして返済を続けていくと、自分の借金総額の状態が分かりにくくなってしまうこともあります。

1社や2社からの借り入れであれば利息や毎月の返済額を把握できていたとしても、多重債務になるとすべてを把握することが難しくなり、「どこまで返済できているのか」、「借金は今、いくらあるのか」といったことがわからなくなってきます。

自分の借金を整理できなくなると、計画的な返済を行うことができなくなり、支払い忘れなども発生してしまいます。

借り入れができなくなる

そもそも、借金は無限にできるものではありません。

総量規制によって、本人の年収の3分の1を超える借金はできないと定められています。

そのため、借金を借金で返済していると、少しずつ借金総額が膨らんでいき、ついに総量規制の上限まで到達し、借り入れができなくなります。

現在の借入先はもちろん、それ以外の新しい借入先であっても借金をすることは、原則として難しいです(信用情報機関には借入先の金融機関名や金額などが記載されているため、複数社の借り入れがある多重債務に陥っている場合には、返済能力が低いと判断され、審査に落ちます)。

借金を借金で返済していた方が、どこからも借金できなくなれば、返済できなくなるのは明らかで、借金返済を滞納し、事態はますます悪化していくことが考えられます。

自転車操業になっているなら早く債務整理を

借金を借金で返済する自転車操業状態になっている場合には、少しでも早く債務整理を検討すべきでしょう。

借金を借金で返済していても、借金問題自体の根本解決には繋がりません。

債務整理であれば、借金問題を根本から解決することが可能です。

このまま状態が悪化していくことを避けるためにも、債務整理をご検討ください。

債務整理なら借金減額やゼロにすることができる

債務整理には、任意整理、個人再生(個人民事再生)、自己破産があります。

任意整理とは、将来の利息を原則すべてカットして、通常は、3年~5年の長期分割で返済をしていくことができる手続き方法です。

毎月の返済額が減れば、新たに借金をしないでも返済できるようになる方は任意整理が向いているかもしれません。

個人再生は、借金の元金自体を減額して3年~5年で返済していく手続きのことをいいます。

裁判所を介して行う手続きですが、財産を守れる点や借金の元金自体を大幅に減額できるというメリットのある方法です。

任意整理では借金問題を解決できないけど、元金が減れば返済できる方、住宅をお持ちの方が適している可能性があります。

自己破産は、返済義務がなくなり、借金をゼロにできる手続きです。

一定金額以上の財産を処分することになりますが、借金に追われることがなくなり、生活を再建していくことができます。

いずれの手続きも信用情報(いわゆるブラックリスト)に事故情報が載るため、債務整理後、5年から10年ほどローンを組んだりカードを使用したりできなくなりますが、自転車操業状態に陥っている方の場合も、多重債務者であることが信用情報に登録されます。

自転車操業の場合には、即座にクレジットカードが使えなくなったりすることは稀ですが、総量規制の対象となって借入れが出来なくなる可能性はあります。

そのため、自転車操業を行っている場合にも早急に債務整理を行うのが良いでしょう。

自転車操業はおまとめローンで解決することはできない?

債務整理をしなくても、おまとめローンで借金問題を解決できないか考える人もいるかもしれませんが、おまとめローンでは借金問題の根本を解決できないでしょう。

そもそもおまとめローンとは、複数の借入先がある場合に、借入先を1本化して返済をしてく方法です。

たとえば、4社からの借り入れがあった場合には、それぞれの借入先に利息がかかり、返済をする必要がありますが、おまとめローンをすれば返済が1社になり、借金の管理もしやすく利息も複数社にかからないというメリットがあります。

しかし、自転車操業で返済している方の場合、借金の総額が高額で、おまとめローンの審査に通らない可能性があります。

また、審査に通ったとしても、借金自体が減るわけではありませんので、今後、返済できなければ意味はありません。

借金の返済ができないから別の借金を作ってしまったのであって、今後、返済ができなくなり、同じことを繰り返してしまう恐れがあります。

債務整理の相談は天音総合法律事務所まで

「借金がなかなか減らない」、「毎月の返済が苦しい」、「借金を繰り返さないと生活ができない」など、借金に悩んでいる場合には、弁護士に相談をして客観的なアドバイスをしてもらうことをおすすめします。

特に、自転車操業状態の場合には、借入上限がきたとたんに返済ができなくなり、滞納をして督促がくる状況に陥る可能性があります。

今であれば、任意整理で問題解決ができても、借金が大きく膨らんだあとでは自己破産しか選択肢がなくなるかもしれません。

天音総合法律事務所には、債務整理の解決実績が豊富にあり、無料相談で最適な解決方法をご案内しています。

借金返済のための借金を繰り返してしまっている方は、お早めに弁護士までご相談ください。