家族や会社に内緒で借金を減らせる?誰にもバレずに債務整理をする方法

誰にもバレずに手続きできる債務整理の方法とは?

「誰にもバレずに債務整理はできないだろうか?」と考えている中でこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。結論として、誰にもバレない可能性を高めて債務整理をすることは可能です。ただし、債務整理の種類の選択や手続きの際に注意点があります。

この記事では、バレずに債務整理を行う方法や、債務整理がバレてしまうパターンについてご紹介します。

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この記事の監修者

弁護士法人 天音総合法律事務所 正木 絢生 (第一東京弁護士会所属)

債務整理をしたら家族や会社にバレる?

債務整理とは、借金問題の解決方法の総称をいいます。

具体的には、任意整理個人再生(個人民事再生)、自己破産といった手段があり、それぞれ特徴があります。

債務整理を検討しているものの、「家族や会社など周囲にバレてしまうリスクはないのか?」と気にする人も多いでしょう。

今まで借金を隠してきた方は、最後まで借金を隠したままで解決したいですよね。

必ず秘密にできるとはいえませんが、周囲に知られる可能性をできるだけ低くして、内緒で債務整理を行う方法はあります。

家族や会社に内緒で債務整理したい方は、周囲に知られずに債務整理をする方法と、バレてしまうパターンを把握しておきましょう。

バレずに債務整理を行う方法

家族や勤務先など、周囲にバレずに借金問題を解決するには成功のためのポイントがいくつかあり、特に以下の点が大切です。

  • 法律の専門家である弁護士に債務整理の依頼をする
  • 借金を内緒にしたい相手が保証人になっていない
  • ローンを組む・クレジットカードを作る予定がない

こちらでは、3点それぞれの詳細を解説していきます。

1.債務整理は弁護士に依頼する

債務整理を周囲に内緒にしながら進めるためには、債務整理手続きを弁護士に依頼することをおすすめします。

なぜなら、債権者からの郵便物や電話などが直接自宅に来てしまうことで、周囲に知られる危険があるからです。

自分で債務整理をすると、面倒な手続きを自身で行わなければいけない上に、債権者とのやりとりで郵送物や電話が自宅に来ます。

任意整理ではなく個人再生や自己破産を選択した場合には、裁判所からも通知が来ますし、出廷の必要が生じるため、平日に休暇を取ることになります。

借金や債務整理をしなければ連絡が来ないようなところから連絡が来てしまうと、ご家族に内緒にし続けるのは難しくなるでしょう。

しかし、弁護士に依頼をすれば、面倒な手続きを弁護士に任せられるだけでなく、金融会社からの郵便物や債務整理に関する連絡を弁護士が受けるようになるため、債権者からの連絡が自宅に来てしまう事態を防げます

なぜならば、債務整理の依頼を受けた弁護士が債権者に受任通知を送ると、債権者は弁護士を通しての連絡しかできなくなるからです。

また、借金を滞納しているケースでは、自宅への取り立てや会社への連絡などでバレたり怪しまれたりすることもありますが、弁護士に依頼すると金融会社からの取り立てや連絡は無くなります。

さらに、家族や勤務先など周囲に知られたくないことを弁護士にあらかじめ伝えておけば、弁護士からの郵便物を事務所名ではなく個人名にするなど、秘密にできるよう配慮してもらえます。

弁護士は、債務整理をサポートするだけでなく、周囲にバレずに借金を整理する味方にもなれるのです。

2.債務整理を内緒にしたい相手が借金の保証人になっていない

債務整理を周囲に知られないように進めるためには、債務整理を希望する債権者の中に保証人をつけている金融会社を入れないことです。

債務整理をすると債権者は保証人に対して、「主債務者が債務整理をしたから保証人が返済をしてください」と弁済の請求しますが、任意整理であれば手続きをしたい債権者と手続きをしない債権者を分けることができ、家族などが保証人の債務を除外して任意整理をすれば、知られてしまうリスクを防ぐことができます

ただし、途中で保証人付き債務の返済ができなくなれば、当然返済の請求は保証人にいくことになるため、任意整理をせずとも遅れることがなく返済をしていく必要があります。

3.ローンを組む・クレジットカードを作る予定がない

債務整理を行うと、信用情報機関に債務整理した事実が事故情報として掲載されます。

この信用情報機関の情報は本人にしか開示請求はできませんが、信用情報機関に事故情報が掲載されることによって新たなローンを組んだり、借入をしたり、新規のクレジットカードを作ったりすることは難しくなります。

そのため、債務整理手続きのあとにお金を借りる予定がある場合、審査に通らないことで周囲に知られてしまう可能性があります。

たとえば、債務整理をして数年後に住宅ローンを組もうと思っても、審査が通らず、そこで家族に知られてしまうことなどが考えられます。

ただし、審査は収入など債務整理以外の事実も加味して行われ、一般的に審査に落ちた理由は明かされないことから、審査に落ちたからといって必ずしも債務整理をした事実を周囲に知られるわけではありません。

債務整理がバレてしまう典型的なパターン

家族や勤務先などにバレずに債務整理を検討する方であれば、何をきっかけにバレてしまう可能性があるのかについても事前に知り、それを未然に防ぎたいと思うのではないでしょうか。

こちらでは、実際に借金・債務整理が周囲にバレてしまったケースを紹介します。

弁護士とのやり取りがバレる

債務整理をしたことバレてしまう典型的なパターンとして、弁護士とのやり取りから発覚してしまうケースはよくあります。

依頼者の方から周囲に内緒にしたいとの希望があれば、弁護士事務所はさまざまな配慮をしますが、依頼前に伝えていないと郵便物や連絡によってバレてしまうことがあります。

郵便や電話、検索履歴

ご自身で債務整理をする場合には、弁護士が代理人となって受任通知を発送するなどの手順がないため、債権者からの郵送物は引き続き自宅に届くことになり、その郵便物によって債務整理の事実が知られてしまうことがあります。

さらに、個人再生や自己破産の場合は裁判所を通して行う手続きのため、裁判所から郵便物が届くことがあります。

また、郵便物や電話連絡でバレないように万全の対策をとっていても、パソコンやスマートフォンの検索履歴や、検索履歴をもとにした広告の表示で気づかれることもあります。

家族と共用のパソコンなどで債務整理や依頼する弁護士事務所を調べた方はお気をつけください。

借り入れができなかった

債務整理をすると、新たにローンを組んだりクレジットカードを作ったりすることができなくなります。

また、任意整理手続を依頼しなかったクレジットカードであってもいずれ利用不可能になります。

このことによって、なぜローンが通らないのか、カードが利用できないのかの理由を問い詰められて家族にバレてしまうケースがあります。

ローンやカードの審査が通らない理由はさまざまであり、債務整理をしたこと以外にも、収入が足りていないことや、すでに多くの借り入れがあることなどがあります。

万が一家族に問い詰められたときのために、自分なりの理由を用意しておくと安心でしょう。

必要書類の準備でバレる

任意整理であれば、必要書類も少なく書類準備でバレてしまう可能性は低いといえますが、自己破産や個人再生だと必要書類が多く、書類収集の過程で家族や職場にバレてしまうケースがあるでしょう。

これは、ご自身で債務整理をする場合だけでなく、弁護士に依頼して行う場合も該当します。

自己破産や個人民事再生では、退職金証明書や家計表(家計簿)を裁判所に提出する必要があるからです。

また、夫婦共働きの場合は妻(夫)の給与明細が必要になるケースもあります(配偶者には自己破産や個人再生の影響はありませんが、手続きを行う妥当性の判断に影響するため、必要になるケースもあります)。

上記のような必要書類を家族にバレないで準備することは不可能ではないでしょうが、家計に関する資料は家族の協力してもらわずに収集することが難しく、収集する過程で家族に知られてしまうケースも多いでしょう。

なお、会社に秘密にしたい場合は、退職金証明書の入手にご注意ください。

退職金証明書が必要な理由を会社に聞かれた際は、「住宅ローンの審査のため」、「投資用不動産のローン審査のため」などと言い訳することが考えられます。

また、退職金に関する規定があれば自分で計算をして提出することも可能です。

財産の没収によりバレる

任意整理の場合には、財産への影響はありませんが、個人再生と自己破産の場合には、家や車や預金などの財産が没収される可能性が高くなります。

家族の関わりがない財産であれば債務整理の事実を隠せる可能性はありますが、自宅や普段使用している自動車などが没収されることになれば、隠し通すことは難しいでしょう。

債務整理の種類で秘密にできるか変わる?

家族や勤務先など、周囲にバレずに債務整理をする際に、どの債務整理手続きを選択するのかが重要です。

なぜなら、任意整理、個人再生、自己破産のどれを選択肢で手続きするかによってバレやすさが異なるからです。

どの債務整理手続きであれば、周囲に内緒にできる可能性が高いのかといえば、答えは、任意整理です。

任意整理であれば、誰にもバレずに債務整理できる可能性が高いです(100%内緒に行えるわけではありません)。

こちらでは、任意整理ならバレにくい理由、個人再生と自己破産では家族や勤務先にバレてしまうことがある理由をご説明します。

任意整理が家族や勤務先など周囲にバレにくい理由

  • 必要書類の準備が少なく、家族の協力がなくても準備できる
  • 財産の没収がなく、家や車が没収されないため
  • 裁判所を通さない手続きのため、裁判所からの通知などが来ない
  • 保証人がいる債権者を任意整理の対象から除外できる

以上のような理由に加え、弁護士に依頼して任意整理を行うことで、郵送や電話連絡で家族にバレることも防げます。

個人再生と自己破産の手続きでバレることがある理由

  • 会社や家族の協力を得て収集しなければならない資料もあるため
  • 財産が没収されて知られてしまう可能性があるため
  • 裁判所から自宅にさまざまなな書類が届くため
  • 手続きをする債権者を選べず、家族や知人が保証人だと請求がいくため

知られずに手続きができるケースもありますが、内緒にして手続きをすることが不可能なケースもあります。

その際は、借金問題をきちんと解決するために、借金や債務整理を考えていることを正直に打ち明けたほうが良いでしょう。

バレたくないという理由で債務整理をあきらめると、事態がどんどん悪化する可能性があります

家族や周囲にバレないように手続きを行えるかどうかだけではなく、自分にとってどの手続きが家族を含めての生活再建によいのか考えるようにしましょう。

債務整理の相談は天音総合法律事務所に!

債務整理手続きを周囲に知られないように進めるためには、債務整理経験の豊富な弁護士に依頼することが大きなポイントです。

どのタイミングで周囲にバレてしまいやすいか、どうすれば周囲にバレずに進めていけるかを熟知しているからです。

天音総合法律事務所では、数多くの債務整理のご依頼をいただいております。

また、周囲にバレないようにお手続きをしたいとご相談をいただくことも多くあるため、書類送付についての配慮や電話連絡の際の配慮を含め、家族や勤務先には極力知られないようにお手続きを進めるお手伝いをしています。

債務整理について悩んでいたら、ひとりで悩まず、まずはどのくらい借金が減額できるのかぜひ診断をしてみてください。

ご相談をお待ちしております。