過払い金請求でトラブルになりやすい弁護士の特徴。失敗しない専門家の選び方

過払い金請求でトラブルになりやすい弁護士の特徴
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この記事の監修者

弁護士法人 天音総合法律事務所 正木 絢生 (第一東京弁護士会所属)

自分で過払い金請求をするよりも弁護士に依頼をしたほうが手間も少なくスムーズに手続きを進めることができる可能性が高いですが、弁護士であれば手放しで安心できるというわけではありません。

弁護士の中には悪徳な人や事務所があってトラブルになることがあります。
この記事では実際に起こったトラブル事例を元に、専門家に過払い金請求を依頼する際にどのような部分に注意すればトラブルを回避できるか?について紹介しています。

1.弁護士が勝手に過払い金請求をしてしまう

弁護士が勝手に過払い金請求をしてしまう

これは借金を抱えている人が過払い金請求をしようと専門家に相談に行ったケースで、取引履歴を元に引き直し計算を行った結果、発生している過払い金が少額だったために手数料などを考慮すると手元には全く残らないということで過払い金請求を諦めるということを専門家に伝えたにも関わらず、勝手に過払い金請求をされていたというケースです。

過払い金が少額しか発生していない上に取引業者が多いと着手金や成功報酬などで
過払い金が返還されたとしてもトータルでマイナスになってしまうケースがあります。

そうなると専門家に過払い金請求を依頼する意味がなくなってしまいます。

通常であれば、自分で過払い金請求を行うか、費用がもっと安い専門家を探すことになるので当然最初の専門家の依頼はキャンセルするのですが、勝手に過払い金請求する悪質な弁護士や司法書士がいます。

弁護士や司法書士からすれば着手金や手数料、成功報酬などはあってないようなものなので返還された分がそのまま丸儲けとなる仕組みというわけです。いわゆる仲介業者だけが儲かるというパターンですね。

通常マイナスになる過払い金請求をする人はいないのでマイナスになるとわかった時点で依頼を中止するはずなのでありえない話なのですが裁判になると「言った、言わない」で争わなければいけなくなってしまいます。

このような過払い金トラブルを避けるためには、債務整理や過払い金の請求で実績がある、信頼できる弁護士に相談することが大切です。

【参考記事】
過払い金が発生する条件と目安や簡単な過払い金の計算方法の紹介

2.満額請求せずに勝手に和解してしまう

弁護士や司法書士に過払い金請求を依頼するメリットの一つとして貸金業者との交渉を始め、過去の判例などからどの程度で和解に応じるのが妥当か判断をしてもらえるということがあるのですが、それを無視してとにかくすぐに和解を進めてくる悪徳弁護士や悪徳司法書士もいると聞きます。

例えば、「和解ができなければ訴訟になるが、訴訟をしていたら相手の業者が倒産して1円も取り返せないかもしれない」と貸金業者が破綻してしまうリスクを丁寧に説明して早期の和解を提案するのが良くあるケースです。

もちろん、そういったケースも考えられますが悪徳な事務所の場合はこの対応がそもそもの事務所の方針だったりします。

このトラブルを避けるためには成功報酬以外の固定費用(初期費用・着手金・手数料など)が高く設定されていない弁護士を選ぶといいでしょう。成功報酬以外の固定費用が高ければ過払い金を満額請求しなくても事務所側が儲かるシステムになっているためです。

3.進捗の連絡がない。請求せずに放置する

進捗の連絡がない。請求せずに放置する。

以前に比べると過払い金請求自体が時効によって減少しているのでこのようなトラブルは最近では減っていますが、過払い金請求が始まった当時は過払い金請求を名目に着手金やその他の手数料だけを先に支払わせておいて「過払い金請求はできなかった」と案件自体を終了させてしまう、トラブルが頻発していました。

当然、依頼者は着手金やその他の手数料を支払った分損をしてしまいます。
さすがにここまで大胆な手口は少ないですが、似たようなトラブルで「過払い金請求の依頼をしたけど放置されている」「進捗状況が全くわからない」といったトラブルは起こり得ます。

このトラブルは少々難しいケースがあって、過払い金請求だけでなく債務整理の際にも言えるのですが「交渉がなかなか進まない」「請求に必要な書類の準備をしている」場合はそれまで手続きが進行しないので特に報告することがないので依頼者に連絡をしていなかったパターンと、事件が解決した後にまとめて報告する弁護士のため、頻繁に連絡してこないパターンが考えられます。

さすがに依頼から1年経過して何の連絡もないような場合は疑ったほうがいいですが、1~2ヶ月程度連絡が何もないぐらいであれば上記のように特に問題ではないケースが多いです。それでも心配であれば直接依頼した弁護士に自分から連絡してみましょう。

放置されるトラブルを避けるためには過払い金請求に限って言えば、最近ではWEBアプリから進捗状況を確認できる法律事務所もあるので安心できるでしょう。

4.請求したらブラックリストに載ってしまった

悪徳な弁護士事務所によるトラブルとは少し違いますが、過払い金請求を行ったら信用情報に事故情報が登録されてブラックになってしまったといった方もいます。

「過払い金請求ではブラックにならない」と思っていたり、過払い金請求の相談をした時に大丈夫と言われたりしたから安心して過払い金請求をしたらブラックになってしまったというトラブルですね。

過払い金請求でも条件によっては信用情報に事故情報が記載されるケースもあります。
簡単に言えばすでに完済済みの借金に対する過払い金請求か、過払い金によって借金が完済できるケースなら、いわゆるブラックリストに載ることはありません。

詳しくは「過払い金請求で返済中の借金がゼロになることも!メリット・デメリットも解説」こちらの記事で紹介しているので参考にしてくださいね。

このトラブルは事前に説明があったり、知識として知っていれば避けられると思います。

弁護士を比較して過払い金請求のトラブルを回避

このように弁護士に過払い金請求を依頼したから安心できるというわけではありません。特に、必要以上に早期解決を迫ってくるような専門家には注意したほうがいいでしょう。

悪質な弁護士に過払い金請求を依頼してトラブルに遭わないようにするためには
セカンドオピニオンや複数の事務所に相談に行って比較をするということが重要です。

すでに過払い金の相談をしたけれど、他の弁護士にも話を聞いてみたいという方は、天音総合法律事務所までお気軽にご相談ください。