過払い金請求のデメリットって何?

過払い金請求のデメリットって何?
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この記事の監修者

弁護士法人 天音総合法律事務所 正木 絢生 (第一東京弁護士会所属)

あなたは過払い金請求にはどのようなデメリットがあると思いますか?

ただ書類を作成して請求するだけでお金が手に入ると聞くと美味しい話のように聞こえてしまうので何かデメリットがあるんじゃないかと思ってしまう人も多いと思いますが、そもそもの話として過払い金請求は払い過ぎていたお金を取り戻すための手続きなので巷にあるような美味しい話ではなく当たり前の権利といいますか、当然のことと言えるでしょう。

借りたものを返すのが当然なら、払い過ぎていたものを返してもらうのも当然です。

と、まずは過払い金請求に対するイメージを払拭したところでデメリットがあるのかどうかを紹介致しましょう。よく言われる過払い金請求のデメリットとしては3つあります。

同じ金融業者からもう一度お金を借りることが厳しくなる

同じ金融業者からもう一度お金を借りることが厳しくなる

絶対ということはありませんが、例えばプロミスに過払い金請求をすれば、今後お金が必要になった時にプロミスに借りようと思っても審査に通らない可能性が高いということです。
その金融業者によって違ってきますが、基本的には借りられないと思っておいたほうがいいでしょう。

しかし、いざという時にはその他の金融業者に借りることは可能ですし、もっと言えばお金を借りられないというデメリットは借金から抜け出すことができるメリットにもなりうるのではないでしょうか。

よって同じ金融業者からお金を借りられなくなるというのはデメリットとしては小さく、それよりも過払い金が戻ってくるというメリットのほうが大きいのではないかと思います。

過払い金請求をすると信用情報に事故情報が記載されてしまう

信用情報というのは民間の団体が運営している個人の信用情報のことで、ここに事故情報が記載されてしまうとカードを作ることができなくなったり、住宅ローンの審査に通らないといったことが起こってしまいます。
そう考えるとこれはかなりのデメリットに感じられるかもしれませんが、これは過去の話で現在は過払い金請求としても信用情報に事故情報が記載されることはありません。

この過払い金請求と信用情報についての詳細は「過払い金を請求をした際の信用情報への影響。ブラックリストに載る?」こちらの記事で紹介しています。

過払い金請求をしても業者が対応してくれない

過払い金請求をしても業者が対応してくれない

これは過払い金請求のデメリットというよりも可能性の話でもあるのですが、金融業者の中にはすでに新規の貸付を停止していて事実上破綻してしまっている業者が実はたくさんあります。

要するに裁判まで起こしたとしても会社がなくなってしまう可能性すらある業者もあるのです。

金融業者側からすれば過払い金はいかに支払わないようにするか?という点が重要なのですんなりと返還に応じずに値切ってきたり、全て裁判にするような業者も少なくありません。

一部の大手貸金業者なら比較的対応してくれる可能性が高いのですが、弁護士を利用せずに個人で過払い金請求をすると全く相手にされないといったことも起こり得るのです。

ですから、そうならないためにも過払い金請求は専門家のアドバイスを受けて手続きをするのがベストです。
これは過払い金請求自体のデメリットではありませんが、専門家に過払い金請求をする場合に弁護士選びに失敗すると、高い手数料や成功報酬を取られてしまうという違う意味でのデメリットが生じます。

そのデメリットを無くすためには、過払い金請求の費用を依頼前にきちんと確認するようにしましょう。
あとはやはりお金に関することなので信頼できる弁護士かどうかも重要なポイントです。

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