おまとめローンの審査に通りません。審査基準や通らない場合の対処法を教えてください。

おまとめローンの審査は、信用情報、借入件数と総借入金額、年収や勤務先などを確認して行われます。

借入件数と総借入金額が審査結果に影響しますので、借金の返済が苦しくなった状況の方だと審査に通らないケースは多いです。

おまとめローンによって借金を返済しやすくなることはありますが、負債が多い状況で借金問題の根本を解決できるサービスではありません。

おまとめローンの審査に通らない場合は、任意整理などの債務整理を行うことをご検討ください。

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おまとめローンの審査基準や対処法

この記事の監修者

弁護士法人 天音総合法律事務所 正木 絢生 (第一東京弁護士会所属)

おまとめローンとは?

おまとめローンは、複数ある借金を一本化するためのローンで、多くの金融会社で行われています。

おまとめローンを利用して複数ある借金をひとつにまとめることで、借金全体の利息の負担を軽減し、毎月の返済額を少なくすることができます

総量規制を超えた借入(年収の1/3以上)が可能で、借金を一本化することで借金の管理をしやすくなる利点もあります。

このように、おまとめローンはメリットがあるサービスのため、借金の返済に悩む人でおまとめローンの利用を検討される方は多いです。

しかし、その時に問題になるのが、「おまとめローンの審査に通らない」という事態です。

借金している人のためのサービスなのに、なぜ審査で引っかかってしまうのか。

おまとめローンの審査の基準について詳しく確認していきましょう。

審査基準1「信用情報」

おまとめローンも通常の借金と同様に審査の際には個人信用情報の照会が行われます。

そのため、過去に借金返済を延滞したことがあるなどの履歴が残っている場合、おまとめローンの審査に通らない可能性が高くなります。

審査基準2「借入件数と総借入金額」

おまとめローンの審査では、借入件数総借入金額の申告を行います。

複数の金融会社にある借金を、ひとつの金融会社にまとめることになりますので、まとめ先には件数と金額を伝える必要があります。

具体的に、件数が何件以上だったら、金額がいくら以上だったら審査に落ちると決まっているわけではありませんが、件数や金額が多いほど、審査が通らない可能性は高くなるでしょう。

借入件数では、4社以上から借り入れしていると審査に通りづらくなるという情報もありますが、4社以上だと審査が通らないと決まっているわけではありません。

借入件数と総借入金額をごかましても意味はありませんので、審査に通りやすくするために嘘をつくようなことはやめましょう。

審査基準3「年収と勤務先」

おまとめローンを利用する金融会社にこれから返済していくことになりますので、返済能力の確認として、収入勤務先を申告することになります。

安定した職業や収入(零細企業よりは大企業、アルバイトよりは正社員など)のほうが審査は通りやすいので、年収や勤続年数で審査が通らないことはあるでしょう。

ただし、収入などは正直に申告するようにしてください。

嘘がバレたら、それが原因で審査に落ちてしまうかもしれません。

おまとめローンの審査に通らない場合の対応

おまとめローンを利用したい方のほとんどは、毎月の返済金額を減らすことが目的だと思います。

しかし、おまとめローンの審査に落ちてしまったら、今の金額の返済を続けていかないといけません。

この時に、「今の金額でも返済を続けられる」もしくは、「今の金額では返済を続けられない」のどちらが当てはまるかによって、おまとめローンの審査に落ちた後の対応が変わります。

今の金額でも返済を続けられる

今の金額で返済を続けていける人は、なぜ審査に落ちたのか考えてみましょう。

「借入金額が多かった」、「転職したばかりで勤続年数が短かった」など、理由が明確であれば、この先おまとめローンを利用できるようになる可能性があります。

一度、今の金額のまま返済を続け、借入金額を減らしたり、勤続年数を積み上げたりして審査基準をクリアできるようにしていきましょう

「A社の審査に落ちたからB社に相談する」といったように、あちこちでおまとめローンを申し込むよりは、問題点を改善し、同じ金融会社で審査を通過するほうが良いでしょう。

なお、返済可能だけど借金の総額が減らない場合は、「今の金額では返済を続けられない」でご説明する対応のほうが適している可能性があります。

今の金額では返済を続けられない

このままでは返済ができない方は、任意整理などの債務整理手続きを行うことを検討してください

おまとめローンの審査に落ち、今の返済を続けていくために借入をしたら状況は悪化していくばかりです。

そもそもおまとめローンは、借金の返済が問題なくできている方が、金融会社をまとめることでより早く完済するためのサービスで、借り入れ金額が多く、すでに返済が苦しい方を救済するものではありません。

すでに返済が苦しいのであれば、おまとめローンよりも債務整理が合っている可能性が高いです。

事態が悪化してしまう前に、弁護士に相談して債務整理を行うことをご検討ください。

「借金の減額診断」から、簡単に相談することもできます。